ドリルな学習

Last Updated on 2020-01-21 by djnagureo

令和な5月です。1年前は自転車に乗って、沖縄県の役所を回っていたことを思い出します。このころに会った小学生や高校生の「仲間」と出会って1年たち、みんなずいぶん身長も伸びて、勇敢で大人になったな、と感じるこの頃です。

僕もITやゲーム業界でしたから、仕事も文化も異なる世界に飛び込み、なれない日は今でも続いていますが、緩やかに教育のチューニングをしております。

「ものづくり」、「プログラム」、「音楽」、「プレゼンテーション」をやってきましたが、ボランティアのA.Sさんに作っていただいたプレゼンテーションは、いつも熱い議論でみんな盛り上がっています。議論好きなことは、意外でしたが、いろいろな人、モノ、道具、社会、生物など深く考えることと、他の人の意見を聞いたり、自分の意見も遠慮なく伝えたり、楽しくバランスを掴んでもらいたいと思っていました。

スタッフも、毎日ドリルを頑張って作っています。当初のミッションとしては、「学ぶこと、知ることは楽しい!」「興味のあることを見つけて欲しい」でした。小学校低・中学年の児童も、難しいこと、難しい漢字、難しいことをお兄さんや、お姉さんが議論をしている姿を見て、背伸びをして欲しいと思っています。その空間の中にいて、雰囲気を感じて、自分もそのような議論をしてみたいとか、わかるようになりたい、」とつられるようになるからです。

 

|算数遊び

カリキュラムのチェンジを検討をしていまして、学校では教わらない

「新聞の切り抜き議論」「漢字の脳トレ」「算数(特色問題)」「国語(現代文)」を検討していました。

僕も、数十年前の記憶、勉強が楽しいと思った頃を振り返りまして、日能研で学んだ、進学校の入試問題が解けたときの爽快感がよかったなと思います。東京では、”四角い頭を丸くする”!として、日能研のつり革広告にあるクイズ問題をついつい、読んでしまった方もいると思います。

 

最近ボランティアで来てくれている、S君が数学のパズルを作ってくれて、みんなものすごい盛り上がって、難しい問題には、ずっとずっと考えていました。考え抜いて、答えを出す。そのために何通りの計算をシミュレートできるのか。脳みそが焼き切れるほど考えることは大切です。僕はあまり熱心に学んだことはなかったのですが、論理的な思考は、困った時でも合理的に冷徹に考え抜くことができます。今後は、「学びのゲーム」も強化していきます。

 

|音楽

S君に負けじと面白い問題を作ろうとして、音を聴く遊びを考えています。色々な楽曲を編集をして、イントロクイズを作成しましたが、0.5秒でも児童や学生たちは答えられます。でも、問題が優しかったとして?難易度高い問題を作ろうと考えていますが、個人的に知りたかったのは、「聴音」です。僕は、16歳の頃に小学生に混ざって、聴音や新曲視唱を学びましたが、当時はついていくことに必死でした。音を聞いてすぐに譜面に書き出したり、譜面通りに歌うトレーニングです。

記憶が正しければ、16歳ぐらいまでならば、絶対音感がつきやすい。「考えないで直感で音がわかる」からだそうです。自然に感じることがとても大切です。驚いたのは、みんな、わりとわかる!「最近のわかいものは!」とも「沖縄の人は音感よいかも」と思います。

音楽のトレーニングの意図については、多くの人の認識というのは、目に見えるものを形や文章で理解をするのが一般的だと思いますが、僕もこの歳になって、気がつくのは頭の中の「想像のメモリー空間」は音楽が鍛えてくれるのではないかと考えます。「この歳」というのは、若い頃は頭の中で音楽が鳴って、想像の中にある時間軸も移動できるため、その音楽を聞いていなくても再生ができましたが、今は難しくなった気がします。僕は子供の頃から、コンピュータの出現によって、頭の中の音のイメージを外に出すことができたのです。作曲の際にも、頭の中でずっと考えて、まとまった時に一気に曲を写しだすことができました。多分、頭の中に音楽をイメージできて、時間軸を移動したり、1つ1つの楽器の音を分解できたこと、結果として、20代の音楽づくりに役に立ったことと、今はその音の空間がイメージしにくくなり、残念ながら退化したかもしれないと思います。音楽によって、場所、空間、想像の力がつく、イメージや思考のためのメモリ拡張に役に立つと、確信するぐらいです。

 

|目指すこと

僕は、できることならば「大学進学」をしてほしいことと、そのためにも、学ぶことの面白さをわかって欲しいと考えています。みんなに適した仕事、いろいろ選択肢があると思いますが、ドーユーラボのみんなの熱中力=過集中は、使い方が正しければ才能で、専門的であったり、新しいアイデアやひらめきを生かした仕事があることを、僕は知っているからです。そのためにも、1年を通して、学ぶ機会を得るためのドリルを試行錯誤しながら作っていきたいと考えています。

勉強はできるみんなですから、「仕方がないな!」から、面白さ、楽しさをわかってもらいたいです、みんながひとつの教科からクラスで1番、学校で1番になるぐらいをめざします。もちろん、最初は、遅れをとっていたり、難しい課題はたくさん、苦労は多いと思いますが、ゆっくりやっていきましょう。

今、僕が当初考えていた「ゲームづくりで学べる」、から理想的な施設に近づいてきまして、ドーユーラボに関しては、マナーやしつけを超え、「難度の高いチャレンジの機会」を経験することによって、みんなは軽く超越できると考えています。大学生のボランティアの方にご協力をいただいて、頑張りましょう!

児童も緩やかに増加しつつ、教育にも力を入れていきます。実現できるかは、まだまだ難しいのですが、19時以降は、第2部として進学塾のようなこともやってみたいと思います。

また、保護者会も企画をしておりまして、ぜひご協力・参加いただければと思います。

どうぞよろしくおねがいします。

 

南雲玲生

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