誰しも何かのマイノリティ

こんにちは。DYLの中園です(ジャイアンADHD)

私は髪が結べるほど長いのですが(2024/06/17現在)、先日娘を保育園へ送り届けた際、他の園児たちに「なんで髪を結んでいるの?」と聞かれました。
というかこの子たちに限らず、自分の娘や公園などにいる子どもたちからもしばしば聞かれることです。

そこで僕は「髪が長くて邪魔だから結んでいるんだよ」と答えました。

そうすると、「何で髪が長いの?」となって、

僕は「しばらく髪を切っていないからだよ」と禅問答みたいな感じになるのですが、

そうするとこの辺りでポカンとしたり、「なんで切っていないの?」と続くのですが、そういうリアクションするこの場合、
「(男なのに)なんで髪が長いの?」
「なんで(男なのに髪)切っていないの?」
という見えない文脈が含まれている場合があります。

ランドセルの色や制服の形を好きなように選べるようになる小・中学生以上になると逆にそういう疑問はだんだん減っていくかもしれませんが、園児同士、またはきょうだいなど家庭で生物学的な男女差を見る機会が多い年齢だと、髪の長さにも男女差があると思っていたりするのかな?と思います。

ですので、園児からの「(男なのに)なんで髪が長いの?」(男なのに)の文脈をあえて無視した返答をする事で、暗に「見た目に男女の区別は必要ない」というようなメッセージを込めることができます。

もし園児たちの発言にそんな文脈は含まれておらず、単純な疑問だったとした場合、その時こそ、文脈を無視した返答が正しい返答例になるのではないでしょうか。


ではなぜ直接ではなく暗に伝える必要があるのかというと、もし口にして伝えると、“現代はまだ「髪型に男女の区別はない」というメッセージを口頭で伝えないといけない社会”であることも伝わってしまう恐れがあると思ったためです。
まあでも、まだ言ったほうが良い社会かなとも思いますが。

ちょっとややこしいですね。

ジェンダーというテーマについて僕が理想的だなと感じて参考にしているのは、2022年のシリーズ「デリシャスパーティープリキュア」のメインキャラクターの1人、ローズマリー(マリちゃん)を取り巻く環境です。

マリちゃんは肩幅が広く筋肉質で、声優は前野智昭さんという男性の方でありながら、口調や仕草は女性的なキャラクターです。

またマリちゃんはプリキュアには及びませんが、怪物と少し戦えるくらいのフィジカルを備えつつ、「危険な目にあってほしくない」という理由で主人公にプリキュアを辞めるよう説得したり、父性と母性を兼ね備えたような作中屈指の人気キャラです。

そんなマリちゃんは徹頭徹尾、作中で誰一人として性別に関連した言及はなされず、さらにこういったキャラに付与されがちな三枚目や道化の役割でもなく、本当に「唯の一人の人間」という描写に徹していました。

前回の投稿でも書きましたが、2023年のシリーズ「ひろがるスカイ!プリキュア」においても、トランスジェンダーでも何でもないただの男の子(鳥ですけど)がプリキュアになる、というのも、「男の子”なのに”プリキュアになれる」すら子どもたちに伝えることなく、「ただのそういうキャラ」と示しているだけなのも、何か良かったです。

このように全く押し付けがましくない、「ただそこに在るだけ」ということを示すことが、将来のスタンダードに向けて重要な啓蒙なんじゃないかな、という事をプリキュアから学びました。
それを見て育ち成長している子どもたちが社会に出てくるのが待ち遠しいですね。

ジェンダーに限らずマイノリティ全般に言えることですが、願わくば、「カミングアウトする」という言葉が廃れ、代わりにただ単に「伝える」「情報共有しておく」という言葉が使われるくらいの社会になると良いですね。

身長、体重、視力、思想…目に見えるものからそうではないものまで、人はおそらく皆、1つくらいは何かしらのマイノリティに属している訳ですし。

そういえば僕が小学生の頃、いつもは女性のような見た目の池端慎之介(ピーター)さんがお侍さんか何かの演技をしているのを見て「ピーターって男なの女なの?」と祖母に聞いたら、「ピーターはピーター!!」と叱られたのを思い出しました。

僕は僕で何となく「生物学的には男性として生まれたのであろうことは分かるけど、男か女、どっちでテレビにたい人なんだ?」と思って聞いたのですが、それはそれで、好きなように生きればいい、という意味でも「ピーターはピーター!!」というアンサーはシンプルながら核心をついた良い答えですね。

その祖母は、終戦直後18歳で宮古島から那覇に働きに来た時に、今でいうLGBTQの方々に大変お世話になったらしく、いつもそういう方々を応援していましたので、そういう話題の時はいつもこんな感じでした。

と、長々と書いてきましたが、本来僕が書こうと思っていたのは、どういう文脈を取捨選択するのか、屁理屈との違いは、的なことだったのですが、何か脱線してたくさん書けたのでそれについては次回にしたいと思います。

ちなみに

なぜ僕は髪を切っていないのかというと、特に切る理由も切らない理由も無く、だったら散髪代が浮くのでそのまま放置しているだけでありまして、そのままにするってことはつまり勝手に髪が伸びていく、というだけの事です…

そもそも、この伸ばしっぱなしでオシャレな感じには見えない髪型が、幼い子にとっては気になって「なんで(そんな伸ばしっぱなしで不潔な感じになっちゃってもなお)切っていないの?」と質問しているのかもしれないですね、Hahaha


※これは僕が開発している途中の簡易無料署名システムです↓

https://www.virtualsign.doyou.love/40e2af600c2217c7cccee6a6cf7549cc588cd941

この記事を読んだ後、上記URLへアクセスして名前かSNSのリンクなど適当に入力してQRコードを保存します(あいことば不要)。

そしてこの記事についてSNS等で投稿する時にそのQRコードを添付すれば、ちゃんと読んだということがある程度担保されるので、建設的な議論ができるかなと思います。


追記

先日紹介しました、3/23(土)にOISTで行われたシンポジウムの様子が動画で公開されています。

2024年3月23日 シンポジウム&ディスカッション

“いいね♡”のこどもへの影響

https://groups.oist.jp/ja/adhd/%E5%9C%B0%E5%9F%9F%E9%80%A3%E6%90%BA

公開期間は6/30までのようですのでお早めにご覧ください!

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