過集中のはなし

 

こんにちは社長です。ご無沙汰をしています。

先日、通所を希望されている子供たちとネットで面談をすることができまして、楽しかったです。そして、東京からなかなか沖縄へ向かえなかったのですが、今は那覇におりまして、部屋で集中して仕事をしています。

那覇から比屋根、てだこに車で向かうと、なんだかうれしいですね。比屋根は、ライカムからの泡瀬の遠浅の海岸が見れますし、てだこは新都心から、沖縄っぽい街並みに代わる感じが好きです。

 

さて、今回は、過集中のお話をしたいと思います。ドーユーラボの皆さんの中に、集中しすぎる「過集中」ができる方が多そうですが私も、相当ひどいです。ちょうど今、3日間寝ていない状況でアプリの仕事をしていますが、やもりさんが、「ちょっと休めよ!」って、突然へやに訪ねてきてくれました。

 

子供のころは、プラモデルや鉄道模型を完成させるために、数日夢中になって作業をして、ご飯やお風呂も入れなくなりました。夢中になりすぎて、トイレに行くこともおっくうになり、漏らすこともありました。

20代で、ゲームを作っていましたが、仕事か遊びなのか、興味なのか、クリエイティブなのかわからないまま働き続けていました。当時は、椅子の背もたれを左右交互にしてベッドにして寝たり、段ボールを引いてオフィスで寝たりもしていました。ギリギリまで働いて、疲れてその場(机の下)で寝ることは、今でも僕はとても幸せになれる瞬間です。月の残業は250時間を超えて、会社に住んでいる状況でした。

ゲームで遊ぶことは得意ではないが、作ることは大好きとお話をしますが、その通りで、頭に思い描いたアイデアが実現してきて、ゲームが完成していく過程をみていると楽しくなります。そして、ヒットをしたゲームや、アプリの場合は全国にたくさんのファンの方がいて、待っていてくださるので、そのために必死になって開発をしました。もちろん、ヒット作品を出せば、その成果は、クリエイターとしての給料をもらうことができるので、楽しいものを作りたいし、それが成功をしたら、もっと大きなチャレンジもできるし、ほしいものを手に入れたり、ほしいことの可能性が広がると、先に予約ができます。

(もちろん、今、私の会社の社員にこの働き方を進めていては、パワハラになるので、ドーユーラボも、東京の開発も、定時で残業なしという方針です。)

 

過集中は、

・何かが完成をするという、想像「とても良いことがあるだろう」といった成果が見えている。

・このあと、大変なことになるという「恐怖」の存在

ともに、夢中にさせることがあります。そして、本来私は、作曲をする人でしたが、問題を解決するために、プログラムをやったり、絵をかいたり、企画を考えたりして、集中が止まらなくなって、やることの範囲を広げてしまうのですね。

ただし、過剰集中の後には虚脱という症状があります。

力も何も入らなくなるのですが、ただただ、結果を目指しすぎて雑になったり、荒くなる問題があります。

個人で完結をする仕事は良いのですが、集団や組織で進めることは、1人プレイになってよくないです。よって、個人で突っ走るだけでなく、集団でうまく物事が進むように、分散をさせるように考えています。

ここで、宣伝になりますが、前のブログにもありますが、「トーキー」という、オンガクを聞きながら話せるコミュニティを開発しています。(企画を練って開発をしているブログ記事

ニューヨークにコロナのワクチンを打ちに行ったついで、テストをしたり、キャンピングカーで移動するオフィスでアイデアを練っていました。ところが、1月中旬に、どっかん!とヒットしてきまして、1日2,000人ずつ、使ってくれる人が増えており、急成長しています。

KPIという、統計を見ているとうれしくなります。過集中はいる手前な自分がわかります。

私と、10年以上のコンビを組む、スウェーデンから日本にあこがれてきてくれたプログラマとは、お互いに何をしたいかがわかりあえているので、急成長を喜びながら、2人で猛烈に過集中して開発をしています。かつて、(ネットに南雲が担当したと公開されているので伝えると)太鼓の達人のスマホ版も、一緒に数日で試作を作りました。

長年、コンビで作ってきたので、阿吽(あうん)の呼吸で2人で完結してアプリを作れてしまいまうのですが、アプリが広まるにつれて、2人から、運営(ユーザーサポートや、システムを監視したり、トラブルを発見する)という会社内のチームに引き継がないといけないので、このままではまずいと思っていて、後でぐちゃぐちゃにならないように、お互いに「焦らずに、じっくりやろう」ということになっています。僕たちは、音楽を聴きながら話せるコミュニティを目指しました。ところが、利用者をじっくり分析をしてみると、音楽をきっかけに、他の人とまったり、ゆっくりつながりたいという気持ちが伝わってきました。

音楽の機能を拡張するのではなく、人と人のつながりを、もっと面白くしたほうが良いのですね。そのためには、冷静に、じっくり使っている人の観察が大事です。話すことが苦手な人には、エモーションという定番な感情表現も必要です。

開発に夢中で作り続けたら、そのように考える余裕はなかったかもしれませんね。

ということで、社長の仕事としては、会社の成績発表の決算、お金の工面など銀行の調整をしながら、アプリのクリエイティブと、大阪の立ち上げのすべてをフル回転で同時進行しています。集中の感じはとても楽しいですが、夜も開発をしているので、せっかく沖縄に来ているのに残念。

でも、若いころに作ったゲームなど、その後大成功をした経験があって、その喜びを想像できるので、このアプリも同じように、日本や世界で有名になるアプリになったらいいなと思って、夢中です。

50歳手前なのですが、子供のころと変わらぬ、過集中なのです。

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