当事者研究

 

 

面白いことがありまして

・自閉症スペクトラム(ASD)系な部族

・多動・不注意(ADHD)系な部族

・定型発達系な部族

で最低限のルールを決めたり、定期的に研究をしあうミーティングを検討しましょうということになった。

それは、児童に向けて、そしてスタッフに向けての意味もある。

 

毎週、それぞれの部族が、生活の出来事を例にあげることで

「このような場面は、このように受け取る」を共有して、なるほどと理解をしあうことです。

 

自分の例を面倒臭いのですが、ひとつ。

 

 

  • フランクな姿勢で、向かう。
  • 口調をキツく整理して、私が有利になるように伝える。
  • 汲んでくれたことに対して、ありがとうをつたえる。
  • それを周囲に見せて、すべて計算していたことをすぐに説明をする。

 

 

銀行口座を解約する目的で、銀行の窓口で家内に任せていた。

金融機関の窓口の担当者の応対が「なんとなく」キツイ応答であった。

口座を解約をする際に、付帯をしているローンのサービスは別の会社(関連会社)であり、ローンのカードを持って、解約しないと銀行口座を解約できないということ。

 

私が状況に対して思ったこと

  • 銀行系のローンは、開設時に付帯サービスで「レ点」をつけた記憶がある。
  • 私は融資を受けた覚えはない。
  • 担当者は、銀行系ローンに私が債務があれば、解約させられない。

 

私がしたいことは

  • 東京に数日しかいないので、本日中に早く解約をしたい。

 

私が担当者に対して思ったこと

 

  • 私の服装が歳相応でなく、口調もだらだらADHDモードなので、舐められている
  • ちらっと、CISの情報確認をしていることを見て、慎重になっている
  • 借金があるかもしれないから、解約をさせられない。

 

私は、経験上、この人は、相手に応じて態度を替えられると思っている。

 

対処は、自分のモードを一度、キツイモードにすることにした。

すべて、端的に伝えることにした。

 

  • 私は、銀行口座の開設を本日おこないたい。
  • 最良な方法を教えて欲しい。

 

説明を聞く・・・

 

  • 今、この窓口で子会社に連絡をすれば、この場所で今口座解約をできる
  • あなたには、手数をかけるが子会社の連絡先を調べて欲しい。

 

子会社に電話をして、すべて端的に、口調を早くまとめた。

先方は、

 

  • 営業的な思惑で解約をさせたくない。
  • 私へのメリットとして融資枠が多いから、再申し込みをすると、すべて始まりからのスタートになる。

 

私は、余計なローンなど信用情報に影響をするために、契約はすべてとりたいと考えていて、私も、クレーマーやモラハラ的な雰囲気は、ないが、明らかに仕事モードに転換をした雰囲気を演技した。

 

結果、窓口の担当者の口調も話し方も変わり、丁寧になった。

その窓口の担当の方の変化を私はすぐに察し、今日中の口座開設ができる目処がつくと、

私は、上から目線な伝え方にはなるが、

 

  • あなたのおかげで、今日、解約をすることができた。
  • 別部署の問題であるが、私からみれば、一つの銀行と見ていて、あなたも他部署の調整をやりにくいことを、私は十分理解をしている。
  • 私の目的に、一生懸命対処をしてくれてありがとう。

 

おそらく、後藤先生が伝える、「日常生活に問題がないとする、合理的なADHD」のケースになったと考えた。

 

そして、自分が、実は一番観察をしていた家内に伝えた。

「4年間でこのやり取りをするようになった。」

「自分のような、社長であったり、会社員でもいくつかの集団を束ねるリーダーになったら、属する人のためにも粘り強く交渉をしなくてはいけない。」

これをみていて、どのように思ったか。その思いは、以前の自分と同じだと思う。

 

ポイントは、

 

定型発達者は、私のようなわかりやすい態度の変化ではなく、
当事者には気づかない、もっと細かい駆け引きのキャッチボールをおこなっており
言葉を使わなくても、この流れを完了できる。

 

と自分は想像をしている。

 

合理的なADHDのインストール

特殊と普遍

出口は合理的な納得

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