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おもいでの椅子と、シンセサイザーをみんなでつくる

 

ドーユーラボ1周年ですが、とても大切なことがあります。

子供たちはパソコンをかなり丁寧に使ってくれていて、自然な故障を除いて、壊れたものはありません。(多分)

ドーユーラボにあるものは、高価なものやレアなものがたくさんありますが、私のこだわりがあります。そのなかでも東京から、10年以上前から使用している椅子が到着しました。

セブンチェア

セブンチェアと言って、デンマークのブランドです。1955年からの作品ですが、木を曲げる技術が新しかったこともありますが、背もたれの座り心地が良いのですね。

類似品やコピー品が多く出回っていますが、背もたれのしなり感の柔らかさや、心地よさは本物だけです。

この椅子は、2006年ごろに、私の会社が、沢山の会社や個人の方に応援いただいたとき、資本金を増やした際に購入をした、中古の椅子です。会社は17年になりますが、債務超過など苦しいときでもこの椅子がありました。傷が増えると塗装をしたりして、何度も使用をして、使わないときは倉庫に置いておきます。都内の倉庫費用もお金がかかりますが、モノを大事にする思いと、苦しかった当時を鑑みるために、借りております。つらいときにも、倉庫を見ると元気になります。私は、高価な買い物は、忘れず全部おぼえています。

 

いちばんよいものを

私が育った家庭は裕福と真逆で、一般の家庭と比べれば大変な時期が多くありましたが、惜しみなく両親は、「一番良いもの、一番高級なもの」を買いなさいとしていました。高いものは、品質が良いことはもちろんですが、長く使えて、結果ものを大事にするのです。

高校生のころ、アルバイトでサンプラーという当時高価なシンセサイザー(の種類)やレコーダーを中古で購入しました。安く買うために、楽器屋さんの中古フェアで並んで手に入れました。そして、親に購入してもらった国産のパソコンを、AppleのMacintoshに買い替えて、偶然でもありますが、AppleのラジオCMに自分の音楽を使っていただいたことがきっかけで、仕事につながっていきます。一般の高校生が持つことのできない、高価な機材があったので、高校生のわりに高品質に録音できて、プロの世界に入り、仕事をすることができました。

作曲としては、最初は素人同然でしたが、ゲーム会社に入社した際に、少ない機材でも骨のづいまで使いこなしなさい、といった指導もあり、機材に負けないような曲を書いていきました。それでも高校生のころに購入をしたサンプラーのおかげで、当時は、サンプリングを活用をして生のようにサウンドを作る、デジタルに真っ先に対応ができたのです。

 

ワンボックスの車

合理的な理由もあります。私は、20代から私の適性にあう仕事に恵まれ、収入も一般の人よりも数倍多くいただいておりました。(凸凹仲間の子供たちは、私を見ているのではっきり伝えます。)ただし、会社の創業から5-6年は物凄い借金と債務超過に見舞われました。以前は、この時の話を冗談で伝えていたのですが、多くの人は経験をせずに、誤解も多かったので、私のこだわりの2つの話をしっかり伝えておこうと思います。

当時、空前のスマホアプリブームが到来したこと、応援してくれる方々や取引先、社員によって、会社は一気に立ち直りました。会社の債務や社員の給料は遅配することなく、どうにかなったものの、幼い子供が2人いる私の家庭は給料がほとんどないので、生活が大変でした。

その際に、助けられたことは、車でした。私の乗っていた車は180万円で購入した中古のワンボックスでしたが、115万円で売却することができて、現金化して命拾いしたことと、個人的に所有していたシンセサイザーなどの音楽機材を売却して乗り切りました。さらに、私が執筆をして、良い思い(校正でADHD的な部分の嫌味を言われて)をしていないのですが、本の印税が入ったことも大きかったです。

(20代のころに持っていたスポーツカーも、購入価格の1.5倍で売却できました。)

古くなっても、誰もが欲しいという機材や資材を購入して大切に使うことと、新品を安く、あるいは中古(売却時には、新品も中古購入も関係がないので)を購入すること、一つの目的ではなく複数の目的に使用できるようにしています。多くの人は想像できないと思いますが、私のADHDと先読み思考で頭が擦り切れるぐらい資材の購入は考えています。

 

メルセデスベンツ

児童のみんなは見ていると思いますが、ベンツのCLSに乗っています。後藤先生と出会う頃、会社の苦境から脱し大変な時期に購入したので、適応障害を治す時期でもあり思い出深いです。この車は、自動運転機能の先駆けで、前車追従とレーンコントロール機能があります。私は、ゴールド免許ですが、大きな事故に巻き込まれそうになった際に、緊急停止してくれたりして、思い出深いです。

東京・沖縄で活躍をしています。古くなっても安定しているので、2012年から7年たって償却した今でも意外と査定額があって驚きました。この経験から、色々な意味で、会社や組織を守る私は、仕事で乗る際には、リセールバリューと安全性能だけで車を買っています。

この車が無くなったら、会社がやばいと思ってください(冗談です

Macbook Pro

児童が使っているMacの半分は東京の部署で使っていたもの、半分は中古の購入です。MacのOSの構造が良くて、7年前のMacbookProでも十分な速度が出ますし、大半がi7のCPUで8GB以上のスペックがあることが、私のこだわりで、Photoshopや動画でも十分な性能をもっているのです。

Prophet-5、MINI Moog、AKAI MPC

施設にあるアナログシンセサイザーたちですが・・・・。私の作品でも(当時は)高すぎて使用できなく、若いころはコンピュータでシミュレートした音源で我慢をしてました。

子供のころ、坂本龍一さんや、UKのアーティストがたくさん使用していて、私の憧れです。今でも、つまみを操作すれば、頭に描いた音がすぐに作れるぐらい熟知しているのですが、大人になってようやく手に入れられたものです。子供たちの中から、ミュージシャンを目指したい人が出ると思うので、一緒に制作したいですね。

実は、私の過去の作品からも、この2台のシンセのサウンド(シミュレート)が聴くことができます。

リズムは、ドーユーラボにある、MPCで、ほかのリズムマシーンやコンピューターではできないグルーブです。(カチコチ固いリズムなのは、AKAIの特徴です。)0:04と0:53秒からのミュニュムニュ音 1:16からの長い音とか。分析しましょう。

スピーカー

JBLのスピーカーやB&Oのスピーカーもとても品質が高く、良い音がします。繊細なみんなによい音で音楽を聴いてほしい思いはあるのですが、これは、とん挫をしたシンセサイザープロジェクトで使用をしたものです。

 

何年たっても、多くの人が欲しがる良いものというのは、その当時は売れなかったとしても、本質的に極めた製品だったり、あまり多くの人がやらないような手法のものが、きちんと残っていく気がしています。

私の人生も、あまり主流ではないゲームジャンルを開拓できたり、スマホにすぐに参入をしたり、ドーユーラボのように、福祉の常識を超えるようなことをやってきています。多くの人は、形にするまで理解のできないことだらけです。

 

ドーユーラボで育つ児童とチャレンジしたいことがあります。

私が、人生をかけてやってきたシンセサイザープロジェクトがあって、理解の乏しい人たちによって、私の思いとは離れて、マーケティングを言い訳に手を抜いたり、雑な作り方となってしまって、とん挫をしてしまったものがあります。世界に数台しかない、価値のあるシンセサイザーを作品として、この施設で育った児童と価値ある一台、もう一度作り直したいと考えています。

 

ドーユーラボは、私が沖縄に来て、ゼロからこだわり抜いてきました。それは、シンセサイザープロジェクトの失敗があったからで、品質を高めるこだわりは、マーケティングを超えて貫くことであり、多くの人に情緒的に伝えるものも大きいと考えています。それは、私が辛うじてできてきた、今までにないことを作る成功体験があるからですが、一般の人には理解が難しいことでもあると気が付きました。

今までにないものを作ることと、先の先まで考え抜いた、絵的なイメージは、言葉にしづらいのです。私にあこがれる人は、言語的な理解やイメージが多かったような気がしますが、自分は、絵的で全体的なノン・リニアなイメージが明確にあります。この形を、言葉にすると収れんしていきます。私の特性上、複雑に絡み合ったいろいろなものの関連を考えて、最適解を出すのですが、形にするまで周囲は理解ができません。

この問題から、自分の思いを忠実に、(たとえ)福祉のプロが反対をしても、私の理念が数ミリもぶれないように極めたのが、ドーユーラボで、私も沖縄に何重往復してきました。思いの通りの施設に育ちました。

今までにないこととは、とても難しく美しいことなのです。

みんなで、あたらしいものをつくりましょう!

 

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