CAMBODIA

12月上旬

「日本語の理解」から逃れようと考えて、自分のために旅に出た。

僕のような人は、つねに思考が”多動でぐるぐる”する。

”多動でぐるぐる”は、創造的なことを考えるのにはよいが、問題も多い。

あえて、離れて、ぐるぐるしようと試みた。

 

目に見えるもの、聞こえること、感じること。

テレビのワイドショーの声も、知らない人の会話も、普段は関連づいてしまう。

ブロックをしてみる。

考えることに集中をする。日本語も英語も想像や連想ができない。

自分の知り合いもいないところにいこう。

 

20年間貯めたDelta Airlineのマイルは12万。

うち、8万マイルをカンボジア往復のビジネスクラスにつかった。

東南アジアの料理は食べれない。

成田空港からのベトナム航空ビジネスクラスで、機内食から贅沢なアジアがはじまった、はずだけれども。

東南アジアのご飯が苦手で、熱のつらさもあり断った。

実は、日本には心配させないようにしたが、熱が37度あった。

最近の僕は、自分の体調に対しても繊細になった。

 

飛行機を乗った瞬間寝てしまい、気がつくとベトナムにいた。

沖縄の「ひやごん」の子供たちには、ライブ動画でスカイプをした。

 

そして、すぐに、カンボジア行きの飛行機にのった。

沖縄のような湿度、灼熱の太陽。

カンボジアの人には失礼だが、水が怖い。

ミネラルウォーターで顔を洗った。熱が辛くて、ゲストハウスで寝た。

地雷を踏んだらさようなら

本を読んだ。

宿のゲストハウスは、夜中のハイテンションと

昼間のダウナーな雰囲気のギャップが気になった。

 

他の場所で、日本人と会い、

何気ない会話の中で「自分はADHDだ。」と伝える方がいた。

僕は、面倒くさいなと思った。

昔の自分のように見えて、やはりそうだろうなと思ったから。

 

「ADHD」全開で、相手との距離感を間違える積極(奇異)モードにするか

適応障害全開の面倒臭い、神経質モードにするか無意識で迷った。

積極奇異モードだと、相手から私に対して甘えが増す。

適度なボケで返すこともできない、今の自分だと危ないなと思った。

今の自分は、神経質だ。

 

カンボジアの時間がない生活は、日本のような忙ない生活をした人は

スマホ依存のようになるだろうと察した。

昼間はネットばかり見ている、旅人な若者が多い。

 

ミュージシャンでバックパッカーな

一番の年下の若者が、僕に気を使ってくれた。心優しい青年でギターが好きだという。

自分は、渡辺香津美さんのKYLYNの話をした。昔PitInnに聴きに行った。

 

申し訳ないことと、自分は優しさを感じすぎてしまい、気にしてしまい、

いつもの自分ではないし、SNSでつながることは避けたい、どこにもいる人として

ゲストハウスを切り上げた。

人と関わりたくないから。

 

バックパッカーな旅は、19歳に一度したきりだ。

35年ぶりかもしれないけれども、若い頃の自分には戻れない。

☆☆☆☆ホテルに向かい、大人の旅としてゆっくりした。

ようやく一人になれる。

自分は若くないと思った。

 

僕は、5年間治療を受けたことにより、

「午後にダウンする猛烈な虚脱=倦怠感」や「過剰な空気読み」「過適応」が軽減できた。

かつての自分のように、本来は凸凹なのに「過適応」で調和を強いられる人は

過剰に、常識や感謝を強いる。

僕に対して、「そのまま全開でよいですね」と、妬みにつながる。

 

自分らしい心を取り戻すためにも、「不注意や過集中」にあえて突入をしようと考えて

仕事に取り掛かった。

 

 

アンコールワットは、言葉にならない。1日歩いた。

体調が良ければ、もっと回りたかった。

 

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