Last Updated on 2023-05-31 by nakazono
おはようございます。ジャイアンADHDのなかぞのです。
先日、サブスクサービスでアニメ『推しの子』のサムネイルを見た4歳の娘が「見たい見たい」とせがむので一緒に見始めたのですが、なんと第一話だけ1時間20分くらいの大ボリュームで、しかもサムネとは裏腹に内容がサスペンスのようなものだったので、本当に映画みたいに見入ってしまいました。
僕も娘もおそらく見る前は「アイカツ!」的なやつだと思っていたのですが、二人とも真逆の意味で期待を裏切られて、僕とは裏腹に娘はアイドル描写の少なさと難しい内容についていけず、二話以降見ようとしません。
二話以降視聴していない僕は今、例えるなら火垂るの墓やJOKERなどの映画を見た後のような状態のままです。
じゃあ娘抜きで一人で続きを見ればいいじゃないかと思うかもしれませんが、僕は見始めてから途中で止めるのが嫌なので、そもそも連続ドラマやアニメを見始めることがありません。設定とか登場人物とか、日を跨ぐと忘れてしまうかも、という恐れがあるので、一話完結ではないものは見ようという気力が起きないのです。
話がつながっているアニメやドラマは、「一緒にいる誰かが視聴しているのでその側で仕方なく見る」という状態で無い限り、本当に見ないのです。
そうです僕は小説も1日で読める厚さのものしか買わないし、3部作の映画等も1日まるまる使って一気に見るし、漫画も完結したやつを漫画喫茶に籠って一気見する、そんなヤツなのです。マトリックスシリーズやコミックスのAKIRAもそんな風にして見たので、見終わった時は脳内物質が凄かったです。
主題歌であるYOASOBIの「アイドル」を聴くたびにあの第一話を思い出すので毎回泣きそうになります。
二話以降見ている人は新たな情報が蓄積されていっていると思いますが、僕はずっとこの曲で第一話しか思い出せません。
このやるせない気持ちは確か高校生の時にもありました。
高校生時分はゲーム機を持っていませんでしたが、過去(小学生の頃くらい)にはゲームが好きだった、という事を知った友人が、僕に絶対お勧めしたいゲームがあるとのことで、プレステ2というゲーム機ごとそのソフトを貸してくれました。
何度も何度も断った上に「借りてもやらないはずよ」とまで言い放ったのにも関わらずそれでも尋常じゃない程の食い下がり方をしてきたので、とうとう折れて借りることにしました。
それが何を隠そう発売されたばかりの初代モンスターハンターです。
多くの続編も出ている名作シリーズですね。
映画化もされたりして本当に大人気のゲームです。
もちろんこの初代から人気があったからこそ、ブームが始まったのだと思いますが、なんとその友人、メモリーカードだけ貸してくれなかったのです。
プレステ2はメモリーカードという外部記憶装置がなければセーブデータを保存することができません。
なぜメモリーカードを貸してくれなかったのでしょうか。
「メモリーカード内のデータは他のゲームのものもあるから貸せられなかったのかな?」
「あんなに断った手前「保存できないからメモリーカード貸して」って言ったらハマったと思われてなんか癪だな」
この時点ではチュートリアル的な初めの方しかやっていないので、正直まだハマるかどうかの判断はできない状態です。
電源を入れる→主人公の見た目などを設定→恐竜狩り、また次の日も電源を入れる→主人公の設定→恐竜狩り、またその次の次の日も…
正直、最初に出会うチュートリアル的な役割の恐竜は、何の悪さもせず、反撃もせず、なんなら小さい子供みたいなやつも連れていたりするので、何度もそれを殺めてお肉にするのはかなり心が痛みます。
結局、このままでは人の心が失われてしまうと案じ、返す事にしました。
返す時に「どうだった?」と聞かれたので、
「メモリーカードがないから起動するたびに優しそうな恐竜を殺さないといけないからキツかった」
と言ったら
「あー!メモリカード貸すの忘れてた!アハハ!メモリーカード借りる?」
ですって。
もう一匹たりとも殺したくないわ!!!と思いました。
終わり。